戦車好きを興奮させる欧州戦線、シャーマンvsタイガーⅠ型の激突! フューリー (2014年 デビッド・エアー監督) 戦争映画ファンには戦車が出てくると大興奮する人がいる。実は筆者もその一人。小学生のころはひたすら田宮模型(当時)のプラモ作りに励んだ。戦艦大和も零式戦闘機もメッサーシュミットも作ったが、戦車のキャタピラー...
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若者がベトナムで人間性を失うさまを描いたキューブリックのブラックジョーク フルメタル・ジャケット(1987年 スタンリー・キューブリック監督) 筆者は感性が鈍いので、1988年の公開当時に劇場で本作を見たとき何がいいのかよく分からなかった。新兵が鬼教官からしごきを受けてベトナムの前線に送られ、狙撃兵の攻撃を受けて右往...
インテリと極道が軍隊の卑劣漢どもに立ち向かう 兵隊やくざ(1965年 増村保造監督) この10年ほどで日本は大きく変わった。「暴力反対」が叫ばれるようになったのだ。筆者の小学~高校時代は学校で教師が生徒に鉄拳制裁を加えて平然としていた。本来、戦後の日本の教育はかつての精神主義を反省し、平和の尊さを教えることを本義とした...
市民虐殺を強いられる「通勤型戦闘員」の苦悩 ドローン・オブ・ウォー(2014年 アンドリュー・ニコル監督) 原題は「Good Kill」で、劇中では「一掃した」の意味。無人攻撃機を描いているため、この邦題にしたのだろう。米国にいながらアフガニスタンの上空を飛ぶ攻撃機を操縦する将校の物語。事実を基している。ハリウッドが中...
佳作・駄作1日1本