レオン(1994年 リュック・ベッソン監督) ナタリー・ポートマンを世に出した傑作。本作出演のころはまだ13歳だった。このDVDのパッケージ写真、なかなか決まっている。 主人公はニューヨークの片隅で生きるイタリア移民の殺し屋レオン(ジャン・レノ)。ある日、同じアパートのマチルダ(ポートマン)の家族が惨殺される。麻薬取締...
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改造ライフルの試射、アルファロメオの爆音。大藪春彦ファンが泣いて喜ぶドゴール暗殺計画 ジャッカルの日 (1973年 フレッド・ジンネマン監督) 50年近く前の映画だから映像が少々古臭い。だが無駄なセリフや説明を省略しているため、長い物語がテンポよく進んでいく。ドゴール大統領暗殺計画を描いているが、フレデリック・フォーサ...
行きずりの女を助けるために依頼を引き受けるニヒルな殺し屋 処刑遊戯(1979年 村川透監督) 松田優作と村川透監督は「遊戯」シリーズを3作撮っている。「最も危険な遊戯」「殺人遊戯」(ともに78年)に続く最後の作品がこの「処刑遊戯」だ。大野雄二によるおなじみの主題歌が一段と洗練されて耳に響いてくる。 冒頭。殺し屋の鳴海昌...
マックイーンは人殺しの経験者か? ゲッタウェイ(1972年 サム・ペキンパー監督) 1973年の日本公開時、映画評論家の淀川長治はスティーブ・マックイーンとアリ・マッグローのキスシーンを「この2人、撮影のときにデキてたんですね。だからこの接吻、本物ですよ。まあ、ヤラしいですねぇ」と解説していた。2人はダブル不倫で、それ...
ニヒルな殺し屋のオモテの顔は…… ある殺し屋(1967年 森一生監督) 市川雷蔵が殺し屋を演じる。 小料理屋を営む塩沢(雷蔵)はケチな美人局(つつもたせ)に因縁をつけられてこれを撃退。「強い男が好き」というズベ公の圭子(野川由美子)は勝手に塩沢の家に居候する。実は塩沢にはもうひとつの顔があった。殺し屋だ。 彼は木村組の...
クルマがボコボコになる衝撃の追跡劇 フレンチ・コネクション(1971年 ウィリアム・フリードキン監督) 思えば1970年代のウィリアム・フリードキン監督は絶好調だった。本作で第44回アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞など5部門を受賞。その後「エクソシスト」(73年)で世界中を怖がらせ、フランス映画のリメイク版「恐...
佳作・駄作1日1本