Shall We Dance?(2004年 ピーター・チェルソム監督) 日本でヒットした周防正行監督の「Shall we ダンス?」(1996年)を米国ハリウッドがリメイクした作品。筆者は周防版の結末に違和感を覚えたが、この米国版を見終えて胸がすっきりした。 日本版のエッセンスをなぞっているので、ストーリーは詳しく説明...
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統一教会を彷彿とさせる「銭ゲバ」新興宗教の胡散臭さ 教祖誕生(1993年 天間敏宏監督) 統一教会問題で世間が騒がしい。自民党を中心とした保守政治家たちが教団に取り込まれ、同じ政治思想で動いていたというのがこの問題の特質だ。教団は政治家を抱き込むために選挙のときなどに必死の協力をしたという。カルト宗教のしたたかさを思い...
重役に"ヤリ部屋"を提供する平社員の恋の行方は? アパートの鍵貸します (1960年 ビリー・ワイルダー監督) 上司や重役を利用してとんとん拍子に出世する映画といえば、日本では1960年代にヒットした植木等の「日本一」シリーズが有名だ。口八丁手八丁でお偉いさんに取り入り、ときに自分の生き方を貫いて戦線を離脱しながら、こ...
ダメ女子高生とメッキの教師が巻き起こすビッグバンドの興奮 スウィングガールズ(2004年 矢口史靖監督) 筆者が初めてジャズのレコードを買ったのは高2のとき。田舎町のレコード店でコルトレーンの「至上の愛(A Love Supreme)」(1965年)を求めた。コルトレーンの横顔をあしらった白黒のジャケットが気に入った...
ラーメンが食べたくなる究極の南極巣ごもり映画 南極料理人(2009年 沖田修一監督) 新型コロナで家に閉じこもっていたら、本作を思い出した。南極基地で働く隊員の暮らしこそ究極の巣ごもり生活。料理人の目を通して地の果てで生きる男たちを描いたコメディーだ。 舞台の「ドームふじ基地」は標高3800メートルの場所にあり、平均気...
佳作・駄作1日1本