米ソが腹の内を読み合う奇跡の戦争回避 レッド・オクトーバーを追え!(1990年 ジョン・マクティアナン監督) トム・クランシーの原作を「ダイ・ハード」(88年)のジョン・マクティアナンが監督した。「原潜が空を飛ぶ」と話題になった潜水艦映画の決定版。ラストの魚雷戦は迫力満点だ。 東西冷戦の時代。ソビエト海軍のラミウス大佐...
モリケンの★5映画
女も男も淫らな生き物である アイズ ワイド シャット(1999年 スタンリー・キューブリック監督) 99年3月に73歳で死去した巨匠スタンリー・キューブリック監督の遺作。筆者は数あるキューブリック作品の中で本作が最高傑作だと思う。 ニューヨークの開業医ビル(トム・クルーズ)は、患者で友人のジーグラー(シドニー・ポラック...
復活を目指す初老の男優が戦う“もう一人の自分”...
日本をダメにした狂乱の時代… 団塊世代は心して見よ! バブルへGO!! タイムマシンはドラム式(2007年 馬場康夫監督) 今から30年前の1990年、バブル経済がはじけた。本作はその時代にタイムスリップして日本の崩壊を食い止めるコメディー。 2007年、母の真理子(薬師丸ひろ子)に自殺された真弓(広末涼子)は財務...
市民虐殺を強いられる「通勤型戦闘員」の苦悩 ドローン・オブ・ウォー(2014年 アンドリュー・ニコル監督) 原題は「Good Kill」で、劇中では「一掃した」の意味。無人攻撃機を描いているため、この邦題にしたのだろう。米国にいながらアフガニスタンの上空を飛ぶ攻撃機を操縦する将校の物語。事実を基している。ハリウッドが中...
ラーメンが食べたくなる究極の南極巣ごもり映画 南極料理人(2009年 沖田修一監督) 新型コロナで家に閉じこもっていたら、本作を思い出した。南極基地で働く隊員の暮らしこそ究極の巣ごもり生活。料理人の目を通して地の果てで生きる男たちを描いたコメディーだ。 舞台の「ドームふじ基地」は標高3800メートルの場所にあり、平均気...
佳作・駄作1日1本